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不動産の売却を考えた時の流れは?手順や準備も一緒に紹介

不動産売却

不動産の売却を考え始めたとき、何から手を付ければよいのか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。不動産売却の流れや手順を正しく知ることは、よりよい条件で売却を進めるための第一歩です。この記事では、売却を始める前の準備から成約、引き渡し、そして売却後の手続きまで、ひとつひとつの流れや注意点をやさしく解説します。不動産売却の全体像をしっかりつかみ、ご自身の大切な資産を安心して売却できるように、ぜひ最後までご覧ください。

売却開始前に必要な準備と流れの全体像

不動産売却を円滑に進めるためには、まず全体の流れを把握し、そのうえで必要な準備を進めることが大切です。代表的なステップとしては以下のようになります。

ステップ内容
売却の準備相場調査・売却目的の整理・必要書類の確認
査定依頼・価格決定前物件の状態確認やローン残高・費用の把握
媒介契約前の整理書類の整備、権利関係や税・費用の確認

たとえば「準備」段階では、まず売却対象の不動産の相場を把握し、売却の目的やスケジュールを明確にすることが重要です。これによって、無理のない売出価格の目安や売却の動機がはっきりし、手続きを着実に進められます。

また、必要書類の整理も欠かせません。所有権の証明や固定資産税納税通知書、登記済証(権利証)やローン残高証明書などをあらかじめ確認・用意しておくと、後の手続きがスムーズになります。

媒介契約を結ぶ前の段階で行うべきこととしては、査定依頼を行うタイミングや価格の目安を明確にしておくこと、物件の状態や法的な権利関係を整理しておくことが挙げられます。これにより、媒介契約以降の手続きが滞りなく進みます。

媒介契約締結から売却活動開始までの手順

売主さまが不動産会社との媒介契約を締結された後、実際の売却活動が始まります。この段階では、不動産会社と売主さまがそれぞれ協力して準備を進めることが大切です。

まず、媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の三種類があります。「専属専任媒介契約」は一社だけに依頼し、レインズへの登録が契約翌日から五営業日以内、報告義務は週一回以上です。「専任媒介契約」は同様に一社のみ依頼、登録は七営業日以内、報告は二週間ごとです。「一般媒介契約」は複数社に依頼でき、登録や報告義務はありません。それぞれの特徴を理解し、売却活動の進め方に合った契約を選ぶことが重要です。

契約の種類レインズ登録義務報告義務
専属専任媒介契約媒介翌日から5営業日以内週1回以上
専任媒介契約媒介翌日から7営業日以内2週間に1回以上
一般媒介契約なしなし

次に、不動産会社は広告掲載やレインズへの物件情報登録、購入希望者への物件案内などの売却活動を開始します。そのため、売主さまには内覧に向けた準備をお願いしております。

内覧準備として、室内の掃除や整理整頓を行い、明るく清潔な印象を心がけてください。照明が暗い場合は電球を交換することも有効です。また、水回りや設備の点検も忘れずに行いましょう。小さな水漏れや故障があると、印象が下がる可能性があります。

売主さまと不動産会社との協力内容としては、内覧のスケジュール調整、物件の魅力を伝える情報の提供(近隣環境や設備の特徴など)、内覧日時の柔軟な対応などがあります。不動産会社はこれらの情報を活かして、より良い買主との出会いをサポートいたします。

購入申込~売買契約締結までの流れ

以下では、購入申込から売買契約締結に至るまでの一般的な流れを、専門用語をなるべくかみ砕いてご説明いたします。

まず、購入申込とは買主が「この物件を購入したい」という意思を申込書に記して伝える段階で、この際に価格交渉や引渡し時期などの条件も確認されます。希望条件などはこの時点で明確にしておく必要があります。申込書の提出後、住宅ローンの事前審査を受けるのが一般的です 。

その後、重要事項説明が行われます。これは宅地建物取引士が物件の詳細や契約条件などを買主に対して丁寧に説明する法定の手続きで、契約締結前に必ず行われるものです。不明な点があれば、この場で必ず質問しておくことが安心です 。

重要事項説明を理解・納得した上で、売買契約が結ばれます。ここでは売買契約書や添付書類(設計図面や地盤調査報告書など)を確認し、署名捺印により正式に契約が成立します 。

売買契約の締結と同時に、買主は売主に手付金を支払います。手付金とは契約成立の証拠であり、一般に売買金額の5~20%が相場です。契約解除の場合の取り扱いについては、買主が契約を解除したいときは手付金を放棄することで成立し、売主から解除したいときは受領した手付金の倍額を買主に返す慣習があります 。

以下の表に、この流れの主なステップを整理いたしました。

段階内容主な注意点
購入申込申込書提出、条件確認価格・引渡時期などを明確に
重要事項説明物件や契約内容の説明不明点は必ず確認
売買契約・手付金契約書確認・署名・手付金受領手付金の意味や取り扱いを理解

決済・引き渡し、確定申告までの最終ステップ

不動産売却の最後の流れとして、「決済・引き渡し」と「確定申告」があります。以下におおまかな流れと重要な手続きを整理しました。

ステップ 主な内容 ポイント
決済・引き渡し 残代金の受領、鍵・書類の引き渡し 司法書士による書類確認と抵当権抹消を含めた登記手続き
登記関連手続き 所有権移転登記、抵当権抹消 必要書類の事前準備と司法書士の立会いが重要
確定申告 譲渡所得の計算と申告、特例控除の適用 申告期限は翌年2月16日〜3月15日。特別控除や買換え特例の確認を

まず、決済・引き渡しでは買主から残代金を受け取り、鍵や関連書類を引き渡します。同時に司法書士が登記に必要な書類の不備を確認し、抵当権抹消や所有権移転登記の手続きを進めます。その場で準備に不備があると手続きが延期されることもあるため、事前の確認が欠かせません。司法書士の立会いのもと、所有権が正式に移る手続きを完了させます。

次に、確定申告ですが、不動産売却で譲渡所得が発生した場合には翌年の確定申告期間(おおむね翌年2月16日から3月15日まで)に申告が必要です。譲渡所得は「譲渡価額-(取得費+譲渡費用)」で計算されます。居住用財産であれば、「3000万円の特別控除」や「マイホームを買い換えたときの特例」などが適用できる場合がありますので、該当するか確認しましょう。

まとめ

不動産の売却は、準備から契約、引き渡しまで一つひとつの手順が大切です。事前の相場調査や書類の整理、売却活動での内覧準備、購入希望者との条件調整、そして契約の際に求められる確認事項など、各段階で注意すべき点があります。さらに、引き渡しが完了した後にも、登記や確定申告といった手続きをきちんと行うことで、安心して取引を終えることができます。全体の流れを正しく理解しておくことで、不安を解消し、スムーズな売却を進めることができます。不動産売却に関する疑問や不安がある方は、まず一度ご相談ください。

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